昨年暮れのニュースだけど小林洋行が商品先物からFXに業務の主軸を移す旨の報道があった。
===== 以下 引用 =====
(2009年12月28日) 小林洋行、FXを中核事業に
小林洋行はこのほど、2010年2月28日付で商品先物取引の受託業務を廃止すると発表した。商品業界を取り巻く環境はさらに厳しさが増すとの認識から、事業内容を見直す必要があると判断。今後は、外国為替証拠金取引(FX)や店頭デリバティブ取引(CFD)の受託業務を主軸に置く。
(中略)
新体制化ではFXがコアビジネスとなる。FXは口座数、取引高、証拠金残高が増大しており、安定した成長分野と位置付ける。とくに、東京金融取引所の「くりっく365」は、個人投資家層に強い支持を得ている。
(後略)
引用元 コモディティ・アイ/業界ニュース/外為・先物情報
===== 引用 以上 =====
私は商品先物の口座もFXの口座も持っていないのでこの業界のことはよくわからない。ただ、このニュースを読んで思ったのはナゼに小林洋行は既存の会社を使ってFXに軸足を移すのかってことである。
私の中での常識で考えると、今まで違うものを作っていた古い工場、システムに合わせて新しい生産設備入れるよりも、ゼロから建物、システムを組み上げて行った方が生産コスト、品質の面で何かと優位なことが多い。
一言でいうとスクラップアンドビルドってヤツである。工場に限らず会社でも同じことが当てはまると思う。
そんなわけで、今回の小林洋行のケースでも、既存の会社を使って商品先物からFXへの移行するよりも、新たに別会社を作ってそこでFXを新たに展開する方が合理的な気がしているんだけどな。
小林洋行のブランドが顧客にとって有効と判断したのか、顧客リストを引き継げるからなのか、従業員のスキルが商品先物とFX相通じるものがあるというのか。それともこれらとは別の何かがあるのか。
現時点で私にはハッキリ見えないが現時点ではショート候補リストに入れておこうと思う。
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