アマゾンの電子書籍の売上高が書籍を上回ったそうな。
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【12月27日 AFP】米インターネット通販大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)は26日、25日のクリスマス当日の売上で、電子書籍が初めて紙の本を上回ったと発表した。
また、同社の電子書籍端末「キンドル(Kindle)」がクリスマスの贈り物として同社史上最高の売上を記録したことも明らかにした。
アマゾンはキンドルの売上高を公表していないが、調査会社フォレスター・リサーチ(Forrester Research)が10月発表した米電子書籍端末市場シェアの推計では首位のキンドルが約60%を占め、35%で2位のソニーの電子書籍端末に差をつけている。(c)AFP
===== 引用 以上 =====
もっとも、アメリカのアマゾンに限ってのお話だけどね。現時点では。
それでも書籍の印刷、製本、流通の業者にしてみたら戦慄を覚えるような内容でしょうな。って、キンドルが発売された3年前、いやそれ以上前から覚悟してなきゃいけなかったことだけど。
この世の中の流れに直面している出版業界の経営陣がどのように考えて行動なさるかは、門外漢である私のような一個人投資家にはわかるはずもない。が、もし自分が従業員だったとしたらどうすべきかはある程度わかる気がする。
それはとっとと転職すること。だろうな。退職まで残り数年ならまだしも、10年以上残しているならね。そういえばポケベルが滅ぶのに何年かかったっけ?i-podの出現で音楽業界がどう変わったからも容易に想像出来るわな。
転職が遅れれば遅れるほど社会人として時流を読み取る力の低さ、行動力の無さが際立ってしまい転職時に評価されなくなるぞ。
それにしてもこの先、日本の書籍ビジネスの業界地図がどのように変化して行くか実に興味深いところ。
業界も企業も栄枯盛衰があって然るべしだとは思うので同情はすれども仕方ない。
というか、私は書籍業界の主な役割が日本人の知性を高めるのが仕事と考えている。というわけで、業界ぐるみでおかしなロビー活動などをして、不要な規制作ったり電子化への移行を妨げるような行為は止めて欲しいなと。それをしちゃったら、日本人の知性を高める役割に相反する行為を意味するわけで、するってーと現代では反社会的企業のリスト入りを意味しちまうからね。