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流れが変わった
温暖化ガスの最大の取引市場である欧州で21日、排出量取引相場が急落した。19日にコペンハーゲンで閉幕した第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)で、温暖化ガスの排出削減目標が合意できなかったことで市場の先行きへの不透明感が浮上、「排出量の需要が当面伸び悩む」との観測が広がった。先進国は来年1月末を期限に2020年までの温暖化ガス削減の中期目標を提示するが、「ポスト京都議定書」の枠組みづくりのもたつきは相場の不安定要因となりそうだ。
ロンドンにある世界最大の欧州気候取引所(ECX)では、欧州の排出量取引制度(ETS)に基づく先物価格(10年末受け渡し期限)が21日午後4時(日本時間22日午前1時)現在、前週末に比べ8%強安い1トン=12.4ユーロ(約1610円)付近で推移している。3月末以来、8カ月半ぶりの安値水準となる。
一日の下落率としては、景気低迷を背景に約9%下落した今年2月以来。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091221AT2M2104721122009.htmlより転載
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