NTTデータはインドで現地企業の買収などを通じ2012年度までに5000人の開発要員を確保する。これまで中国で主力の日本企業向けのシステム開発要員を増やしてきたが、欧米での受注拡大を目指し英語に堪能な人材を安い人件費で確保できるインドを新たな開発拠点とする。インドでは先行する米IBMなども開発体制を強化しており、人材の争奪戦が激しさを増しそうだ。
NTTデータは12年度までの中期経営計画で、海外売上高を08年度比で5倍の3000億円に引き上げ、売上高に占める割合を20%とする方針を打ち出している。金融機関や製造業のシステム構築の受注拡大を目指し、これまで欧米やオーストラリアなどのシステム会社を買収してきた。
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D0901L%2009122009 より転載