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ダウ好調だが

13日の日経平均は9770.31(-34.18)と小幅下落。転換線9835の下、ボリンジャーはマイナスσ9820の下で、i依然下げ基調。週足も基準線9882の下、ボリンジャーもマイナスσからマイナス2σの間でやはり下げ基調。TOPIXにいたっては10月安値をきってきてしまって、完全に下げトレンド。このままだと2009年5月の安値を目指す動きになりかねない。

一方ダウは10270.47(+73.00)と快調。チャート上は高値から少し下げているが、まだ転換線の上、基準線の上、ボリンジャーもプラスシグマの上で、天井をつけたとはまだ言えない状況だ。週足の方も雲の上、転換線、基準線の上。ボリンジャーもプラス2σ10248の上。週足RCI[が天井をつけ、MACDがシグナルをきりそうになっているのが、気になるが、週足も一応上昇基調。月足は基準線10334をトライするところにきており、これを受けるまで勢いが持続するかどうか。だが、月足ボリンジャーもプラスσの上にあり、チャートの形状は強い。

ドル円は89.64とやや円高。雲の下限90.37まであがって、跳ね返されて下落。基準線90.19、転換線90.02も割り込んでいるが、まだボリンジャーでもマイナスσの内側で、狭いレンジの中にある。

TOPIXが安値をきったことで、ここにきて悲観的な論調が支配的になってきた。アメリカの失業率がよくなり金利があがって円高が転換してこないと東京は当分だめだろう、といった意見が目に付く。確かに日経平均、TOPIXともつき足のRCIは下落の途中であり、ここから半年ぐらいはリズムとしては厳しい。ただ長期のMACDをみると、シグナルを上に抜けてきていて3月の下値が底であることは変わらないとも思える。問題はむしろダウのほうで、失業率が二桁というのに、ここまであげてくるというのは、過剰流動性のせいではないかという不安がどうもぬぐえない。ファンダメンタルズから乖離しすぎているのか、それとお先見性を発揮しているのか・・あまり根拠のない期待を買っているような気がして落ち着かない。
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