「歳(年)の暮れ」と書いて「お歳暮」。今では、お世話
になった人に日頃の感謝の気持ちを込めて年末に贈る「贈
り物」を指しますが、もともとは、「歳暮の礼」といって、
新年を迎えるために必要な食べ物を実家などに持って行く
習わしだったそうです。
最近は、インターネットでの予約が増えていますが、
「もらって嬉しいお歳暮ランキング」を見てみますと、
1位は商品券、2位.選べるギフト(カタログギフト)、
3位.お菓子詰め合わせ、4位.ホテル・名店の味詰め合
わせ、5位.お肉、6位.ビール、7位.洗剤、8位.ハ
ム、9位.カニ、10位.お米・・といった順になってい
ました。
ちなみに、先方が喪中の場合にどうしたらよいのか気に
なるところですが、喪中とは仏式では四十九日、神式の場
合は五十日とされています。歳暮は「ふだん世話になった
お礼」という性質のものなので、一般には不幸に関係なく
贈っても良いと言われています。
ただし、亡くなってからあまり月日がたっていない場合
は、贈る時期を少し遅らせるのが良く、また、赤と白の水
引が気になるのなら、白短冊を使うのも一つの方法です。
尚、一家の主が亡くなった家庭には、簡単な手紙を添えた
上で「忌中御見舞」と書いて届ければ、相手への慰めにも
なります。