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ダウ急落、節目を守れるか

30日の日経平均は、10034.74(+143.64)と上昇。米GDPの好調な数字を受けてあげたダウをおいかけた。しかし25日線の下で、25日線は75日線を下抜けてDCしており、一目均衡表は雲の中で、基準線10097にもまだ届いていない。ボリンジャーでもTPにも届いておらずバンドは下向きで狭まっている。RCIは下降中、MACDはシグナルをきってマイナス圏。いずれをみても戻しが弱く、残念ながら下降基調を転換することはできていない。週足をみると、基準線9882は回復したものの転換線10197には届いていないので、停滞局面のまま。週足RCIも底ばいになりつつあるがまだ上昇していない。ボリンジャーはマイナスσ10035のところでぴたりととまっているので、ボリンジャーでは下降トレンドだ。ダウの急落をうけて週明けさげるとすると、雲の下限9908、週足基準線9882あたりで下げ止まれるかどうか、そのあたりでとまらないと直近安値9628をためす動きになるだろう。

30日の ダウは9712.73(-249.85)と大きな下落。25日線9842を大きく割り込んだ。転換線9938はもちろん基準線9774も若干割り込んできており、これ以上下げると目先は再び下降基調に転換する可能性がある。ボリンジャーはTPを割り込んでマイナスσ9674との間で、まだはっきりと下降に向かうとはいえないが、RCI,MACDも下降ぎみで先行不透明だ。週足では雲の上限9803を割り込んで雲に再突入。転換線9686の上でとまっているところ。気になっていた遅行線はやはり雲の下限で、跳ね返されて下降中。RCI,MACDも下げ始めており、ボリンジャーはプラスσ9887をきって、TP9658との間で、上昇から停滞へと向かっている。どこまで下げるかわからないが、日足雲の上限9625、週足転換線9686をわってくると、直近安値9430が視野にはいってくるだろう。


一方ドル円は90.09と再び円高方向にかわってきた。転換線91.20、基準線90.19を割り込んできておりRCIは天井をうって下降。ボリンジャーのTP90.20を下抜けてきていて、円高基調に転換しかけている状況だ。週足の方は、基準線、転換線90.80の下でいぜん円高基調。

アメリカのGDPをうけてダウ上昇、日経平均はこれを一応追いかけたが迫力不足。アメリカのGDPも予想以上とは言うものの、GDPがよくなったのは、政府の支援策の効果ではないか、といわれており、これがはげおちてくると、どうなるかわからないともいわれている。結局、シテイの財務状況の不安からダウは急落、アメリカの市場の腰の弱さが明らかになった。ダウがこのまま下落基調になるかどうか、はっきりしないが、9600半ばあたりを割り込んでくると、中期の上昇もあやしくなってきてしまう。円高もあって、東京はさらにつらい下降圧力がかかりそうだ。
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