米GDP速報値が5四半期ぶりにプラスを好感。

[UMC取締役 岡部さん]

金曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、第3四半期GDP速報値が市場予想を上回り5四半期ぶりにプラスとなったことや、個人消費や失業保険継続受給者などの経済指標が予想を上回ったことが好感され大幅に上昇したことから、買いが先行して寄り付いた。その後も、昨日まで大幅に下落した反動から自立反発の買いも入り10000円台を回復したが、上値では伸び悩み高値圏でもみ合った。
後場に入ると、景気回復への期待感から投資家心理に買い安心感が拡大し、日経平均の上げ幅は一時150円を超える場面も見られたが、上値では戻り待ちの売りが入り、高値圏でもみ合い取引を終えた。
業種別TOPIXでは、精密機器、鉄鋼、ゴム製品が上昇した一方、その他製品、食料品、パルプ・紙が下げた。個別では、日本写真印刷、東海理化、新光電気工業が高い。半面、池田泉州ホールディングス、住友信託銀行、ＮＴＮが下げた。

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