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中国の軍事力

中国海軍では本格的な海上航空兵力を備えるために米国で言うところの正規空母を建造中だそうな。そのためにロシアから大型空母「ワリヤーグ」を観光用なんて言って購入した。

米国海軍の標準的な正規空母は「ニミッツ」級だがこの空母は建造するのに1兆円、搭載する軍用機が総額1兆円、2年運用すると1兆円かかるといわれておりとんでもない金食い虫だ。

そんなものを10隻以上持っているのだから米国はよっぽどお金の使い道に困っているのだろう。

旧ソ連の核弾頭から米国本土を守るために開発されたイージスシステムは空母を守るためにもつかわれ今のところ高い能力を示している。

旧ソ連海軍は米国の空母機動部隊に対するのに対艦、対空能力に優れたミサイルを多数搭載した巡洋艦(キーロフ級)駆逐艦(ソブレメンヌイ級)や原子力潜水艦を用いた。

しかし、ソ連崩壊とともにそれらも無用の長物と化した。

現在のところ米中関係は冷戦下の米ソに比べてはるかに良好に見えるが、中国の軍事力の急速な近代化は米国にとって無視できないところであろう。

実際、米国の原子力潜水艦は中国の潜水艦を洋上で尾行している。これは冷戦時の旧ソ連潜水艦に対しても行っていた情報収集作戦であり、米国が中国を敵国視している証拠にとれる。

伝統的に中国では軍事力の根幹をなすのは陸軍兵力で、人民解放軍は即ち陸軍組織である。兵力はロシア、インドに対抗するため北朝鮮などとは比較にならないほど大きく近年の経済発展により、近代化による質の面でも侮れない存在だ。

さらに空軍力、海軍力の整備にも力を入れ本格的な軍事大国になる構えだ。日本では北朝鮮の弾道ミサイルが射程に入るだの入らないだのと騒いでいるが、中国のミサイルはとっくの昔に日本全域を射程圏内に収めている。

さて、そんな中国が空母を運用しようとがんばっているが、はたしてうまくいくだろうか?歴史的に見て戦争の際空母を洋上で本格的に運用し成果を上げた国は英国、米国、そして日本だけである。(仏国は現在インド洋上で空母部隊を展開しているが戦争しているわけではないので除外)

ナチスドイツも旧ソ連も洋上航空兵力を夢見ながら果たせずに終わっている。中国で空母を建造しても1隻や2隻で米国に対抗できるとはよもや思っていないだろうし、ほとんどお飾りになるのではないか。

それは日本でも同じことで外見がヘリ空母なのに輸送艦と偽っているような軍艦に何の存在価値があるのだろうか。一点豪華主義の軍事力構成はその一点が撃破されれば全体が瓦解する危険を孕んでいると思います。
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