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我慢が続くか

30日の日経平均は、10133.23(+33.03)と、小幅上昇。基準線、転換線はもちろん雲の上限10173も回復できず。75日の移動平均をかろうじて保っているところであるがボリンジャーもマイナスσ10194を下回っており、下げの勢いは弱っているが、なお目先は下降基調。週足も雲の中を下げており、転換線10369の下で転換線は下むき、TPを割ってきており、RCIも下降をはじめており、中期も停滞から弱含みの展開である。

ダウは9712.28(-29.92)と小幅の下落。転換線9779を回復できていない。ボリンジャーもプラスσ9769を下回ってきており、RCIは下降、MACDもシグナルをきってきており、まだ上昇基調ではあるものの、上昇の勢いは弱まっており、高値に挑戦してゆくような勢いはなさそうだ。週足も雲の上限9803の下で雲を抜けられずにいて、かなり上値が重くなっている。ボリンジャーもプラスσ9760をきってきており、上昇の勢いは鈍ってきており、バンドが狭まってきていて、転換を示唆しているのが気になる。雲の上限を抜けられないと、中期も停滞から下降に転じる可能性があるのではないか。

ドル円は89.72と依然90円割れ。ドルが戻してきているものの、いまだに転換線90.38を回復できていないので、なおドル安基調。RCIもなお下降しており、ボリンジャーおマイナスσ90.40を回復できていないので、ドルが上昇に転じたとはいえないようだ。深刻なのはむしろ週足で、転換線、基準線のはるか下にあって、ボリンジャーではマイナス2σ89.37の近辺にあり、MACDもマイナス圏を下降。中期的なドル安円高は非常に強いトレンドである。

アメリカのADP雇用統計はさえず、雇用の回復はなお遠い道のりであることが明らかになってきており、ダウも勢いが弱ってきている。一方で、ドル円のドル安円高の基調は依然として変わっていない。東京にとっては苦しい環境が続いている。円高がとまってくれる気配はまだでてきていないのがつらいところで、ダウも下降に転じ、円高がこのまま進んでゆけば、日足の雲の下限9840や週足の基準線9630あたりまでの調整もありうるかもしれない。しばらくは我慢の局面か。
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