本日の東京市場は、先週末のNY株式市場が下落したことや外国為替市場で円相場が1ドル=88円台まで急進したことが嫌気され売り先行でスタートした後も終始安値圏での取引となり、大幅続落となりました。セクター別では、外国為替市場で円相場が1ドル=88円台まで上昇したことから輸出関連が下落した他、米金融セクターが下落したことから、金融関連も下落した。また、東証1部上場銘柄のうち値上がりが28%となったことから内需・ディフェンシブセクターへ回避的に資金が向かった他、材料の出た中低位株の一角が大きく買われています。前回のコラムで、「失業率が依然高い水準であることや個人消費の落ち込みなどが懸念される他、外国為替市場で円相場が円高水準で推移していることから企業業績の悪化も懸念され、世界経済の本格的な回復は時間がかかると想定されることから、今後も10500円前後での株価推移が予想されます。」と記載した通り、今日は続落したもののこの3週間は10500円前後での株価推移となっています。世界経済は底打ちしましたが、今後も失業率が依然高い水準であることや個人消費の落ち込みなどが懸念される他、外国為替市場で円相場が円高水準で推移していることから企業業績の悪化も懸念されています。リーマンショックからの下落相場が底打ちしましたが、世界経済の本格的な回復は時間がかかると想定されることから、今後も10500円前後での株価推移が予想されます。
東京証券取引所が発表した投資主体別売買動向は9月第2週の個人投資家が売り越しとなった他、外国人投資家が2週連続売り越しとなっています。リーマンショックから世界経済は底打ちしましたが、外国為替市場で円相場が円高基調で推移していることから企業業績への影響が懸念されることから、今後も個別銘柄重視の戦略が良いと考えています。また、今後も海外マーケットの下落可能性といった不透明要因を見極めながら、全体が下がっても逆行高するような短期値幅取りができるような銘柄を紹介したいと考えています。
テクニカル指標では9/25終値につけた25日移動平均線10323円を上値として、10000円前後での株価推移が予想されることから、今後も好業績期待銘柄を中心に短期上昇が見込める個別銘柄選定に力を入れたいと考えています。本日は新興市場銘柄の一角、更には個別に好材料が出た銘柄、低位株を中心に個人投資家、証券自己ディーラーと見られる短期資金が流入しています。新興市場は、日経JQ平均も日経平均同様、続落となりマザーズ指数も好業績銘柄の一部が大幅に上昇しており、ここ数日も紹介銘柄が大きく上昇しています。
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