ＳＵＭＣＯが反落・アナリストからは強気の観測も

[agawaさん]

ＳＵＭＣＯ（３４３６）は一時高かったものの、続伸後だけに買い一巡からは利益確定売りも出て反落。

１０年１月期最終損益が１０００億円の赤字（前期１８８億円の赤字）と初の最終赤字となる見通しを４日に発表したが、前日７日には悪材料出尽くし感や野村証券、ゴールドマン。サックス証券の強気コメントから反発していた。

野村証券は「異常な低操業から脱し、今後は（1）販売価格の是正、（2）投資の抑制、（3）固定費削減による高収益事業への回帰を織り込む局面を迎える。半導体チップメーカーの稼働率上昇と業績回復、ウエハメーカーの競合の沈静化などポジティブな情報フローが顕在化してこよう」として投資判断「１」継続、目標株価を１８６０円から２５００円に引き上げ、ゴールドマンは今後１２カ月の目標株価を９５０円から１１００円に引き上げた。

本日は、日興シティグループ証券が「田口新社長が３００ミリウエハの価格については３０～４０％の値上げを実現したいとの強い意欲を示した。信越化学工業（４０６３）も３００ミリウエハの値上げを打ち出しており、業界2強が値上げに積極的であることが確認できた」として投資判断「１Ｈ」（＝買い/高リスク）継続、目標株価を１８００円から２４００円に引き上げた。

ＳＵＭＣＯの株価は９時４５分現在２０３５円（▼４５円）。