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【帝人】事業構造改革の進捗を注視する必要がある
事業構造改革の進捗を注視する必要がある
10/3 期も大幅な当期純損失予想であるが、株価は業績底打ち感から堅調に推移。足元ではポリエステル繊維、PC樹脂、PAN系炭素繊維など厳しい需給関係の製品も多いものの、今期の事業構造改革により設備稼働率70%でも当期純利益の黒字化が達成できる体質転換を実施中。6月末実績PBR1.09倍、 TIW11/3期予想PERは16.1倍とバリュエーション面からは妥当な水準と考えるが、懸案のポリエステル事業改革の進捗度合いによっては上値を狙えるだろう。なお、同社ポリエステル繊維事業説明会は9月2日に開催予定。
10/3期1Q(4-6月)業績は、売上高1,660億円(前年同期比30%減)、営業損失15億円(前年同期は86億円の黒字)、四半期純損失177億円(同27億円の黒字)。1Q決算での注目点は四半期純損失177億円の主因である特別損失169億円を計上したことである。主な内訳は(1)異常操業損失(52億円)、(2)事業構造改善費用(32億円)など。1Q特別損失には今期のポリエステル繊維事業の構造改革(生産拠点集約や不採算子会社の清算など)をほぼ織り込んでいる模様。会社側は通期の特別損益は特別利益と特別損失の差引きで約200億円の損失を想定している。
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