下期の会社計画未達に注意が必要と考える
PBR1倍が当面の株価に付与されるバリュエーションとしては上値と考える。理由としては以下の2点。(1)業績の底打ち時期が不透明、(2)最悪の場合、10/3期の業績は営業損失に陥る可能性がある。
10/3期1Q(4-6月)の業績は会社計画に対して売上高はややショートした模様だが、販管費の削減は会社計画以上で営業損失は会社計画線上に止まった可能性が高い。
10/3期2Q累計(4-9月)の会社計画は、売上高が未達に終わる可能性があるものの販管費の抑制から営業損失は会社計画線で着地することは可能だ。
通期の会社計画が達成されるかは不透明。下期は前年同期比で2%減収(買収による寄与を除くベース)に止まるとする会社計画には未だ未達懸念が残り注意が必要。現時点では合理的な説明事由に乏しいため10/3期TIW業績予想は据え置くが、更に下回る可能性は否定できない。
10/3期1Qの売上総利益率は14.9%、戦略的に取り組んだ低採算案件が前年同期にあった反動があるとはいえ、売上総利益率を改善させてきた点は媒体に依らない営業活動が行えている証左であり評価に値する。とはいえ、現状はその点を評価するには力不足、業績のボトムが何時になるか見定めるのが先決である。
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