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信用回復局面から、業績伸長の第二ステージへ突入

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● 【本日のニュース】/AIG、7四半期ぶりに黒字
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米政府の公的支援を受けた米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が7日発表した4~6月期決算は、最終損益が18億2200万ドルの黒字(前年同期は53億5700万ドルの赤字)となり、7四半期ぶりに黒字に転換した。金融市場が落ち着いてきたことで、これまで巨額の計上が続いていた金融商品の評価損などが縮小したため。


(2009/08/07付日経速報ニュースより一部抜粋)


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【ニュースの深層】信用回復局面から、業績伸長の第二ステージへ突入
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の業績が黒字転換しています。


多くの米金融機関が黒字転換を果たした1-3月決算において、依然として赤字決算だったAIG。


さらに6月末には、世界を震撼とさせたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の損失が拡大すると発表、多くの投資家を心配させたのです。


しかし、サプライズとも言える決算を受け、同社株価は急騰しています。


※American International Group, Inc. (Public, NYSE:AIG)

http://www.google.com/finance?q=aig



■そして、株価の推移をよく見ると、すでに発表の2日前からAIG株は急騰していることが分かります。


いま考えれば、今回の黒字転換になんらかの形で株式市場が反応していたと見ることができます。


私はその初期となった8月6日、以下のようなコメントを記載しました。


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■昨日市場の話題をさらったのは米保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の株価暴騰でしょう。


実に前日比6割を超える大幅高となり、異彩を放っていたのです。しかし、理由はと言えば「特段の理由はない」というよう。


たしかに、株式市場では、一見すると特段の理由なく株価が上昇することはよくあります。しかし、そこで思考停止に陥ってはいけない。事実もしくは仮説でもよいので、「何らかの上昇(もしくは下落)の理由を探し出す」姿勢が後々大きな差となって現れます。


では、今回のAIG株が暴騰した理由は何か。それは、「金融危機が完全に去った」みることができると考えます。

(2009年8月6日号付「投資脳のつくり方」より)

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■私は当メールマガジンにおいて、3月より投資姿勢を大きく強気に転換させています。


読者のみなさまの中には、にわかに信じられないと考える向きも多かったと思います。どうしてそう考えるに至ったのかは、拙著「巨大バブルがやって来る!」に体系的にまとめております。


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では、問題はこれからの株式市場はどうなるのか。私はAIGが黒字転換を果たしたことで金融問題は過ぎ去り、株式市場は「第二ステージに突入した」と考えています。


第二ステージに一体何が待ち受けているのか。それは、企業業績のサプライズを伴う上方修正になると考えています。


この点は、日々の企業訪問を踏まえて、当メールマガジンで逐一お伝えしていきたいと考えています。


(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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