株の適正値④買い時、売り時

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株の適正値④買い時、売り時

☆適正値を計算し、買い時を知る

1・買う前の心得

①なかなかあがりそうもない銘柄はすぐには手をださない

・信用買い残が多い銘柄は上がるまでに時間がかかる
・以上な高値のあと下げている銘柄は上がるまでに時間がかかる
⇒上値のしこりが多い銘柄は戻り売りが多く上がりにくい

②収益性の高い成長銘柄を人気が離散したときに仕込む

③適正PERの範囲は個々のリスク許容度で決める

2・成長株について

「成長株は予定通りの成長率で成長すればその適正値(企業価値)も同率で高まっていく」

①収益面からの適正値を計算する

②資産面からの適正値を計算する

③高いほうを使う

④今期予想利益を確認する


*資産面を考慮する理由は、万が一に備えてである。収益面で多少の不安があっても資産がしっかりとしていれば万が一の場合にも立て直しが可能であり、すぐに行き詰ったりすることはない。また、市場はその資産に対しても企業を評価する。

1株純資産(BPS)は投資の安全性を見る大事な数値である。
PBR=株価 ÷ BPS
PERだけを見ていると危険。常にPBRも見ておく必要がある。

2倍程度のPBRの場合、その会社の利益率(ROE)の大小によって将来のBPSの額に差が出てくるので現在の株価が高いか安いかの判断は難しくなるが、PBRが5倍にもなると明らかに割高と言える。

*10年後のBPSより安い値段で株を買っておけば塩漬けになっても10年待てば元本以上のものが戻ってくる。成長株は毎年利益を増やし、1株純資産も増やしてくれるので予定通り成長すれば実際の純資産の増え方はもっと大きなものになる。

10年後のBPS(1株純資産=最低株価)=現在のBPS(最低株価)+(過去4年間の平均EPS × 10年)

10年後に手にする最低の株式売却益=10年後のBPS(最低株価)- 持ち株の買値

*BPSとは企業価値の最低値であるが、自己資本には有価証券の含み益などが含まれている。有価証券評価差金額が自己資本に比べて大きい企業はこの分を調整しておく必要がある。また、土地の簿価が自己資本に比べて大きい企業の場合土地などの含み損があると将来減損処理でその分自己資本が減額されることも考えられる。
3.景気変動株について

・成長株と違い、適正値(企業価値)が年々大きく上がるというものではない。
・好景気などによって一時的に大幅増益を達成したときの株高狙い、あるいは適正値よりも割安値で買って利ざやを稼ぐなどが方法
①サイクルの波をうまく利用する

景気が停滞してる時は動きがとぼしい。景気回復とともに株価が上がったとしても、景気落ち込みの兆しが見えると利益も株価も元の位置に戻ってしまう。
業種:非鉄・鉄鋼・紙・化学など

②買う時にルールを作る。ある程度利益がでたら必ず売る。
成長株と違い、会社の利益が複利で増えていくと思って放っておいてはいけない。

☆売り時のコツをマスターする

1.成長株の売り時

成長性やPERをまずチェック
ROEが高く毎年増収増益を達成している企業は年を経るごとにどんどん1株純利益が増え、1株純資産も増えていく

①成長株のシナリオが根本から崩れ、これまでの業績継続が困難になったら売る

②もっと優秀な企業が売りたたかれて安くなったら売って乗り換える

③株価が過熱し単年度連結(予想)PERが30~40倍以上に跳ね上がったらいったん売る

④PERだけでなくPBRも常にチェックし、連結PBRが5~6倍以上になったらいったん売る

2.景気変動株の売り時

景気変動株は景気が悪くなると売上・利益が減少し、景気が良くなると増加する。成長株は長期保有が基本だが、景気変動株は企業自体の努力よりも季節的要因や取扱品の需給関係などによって売上・利益がさゆうされ、そのたびに株価が乱高下するので長期投資には適さない。

①利益が出たら必ず売る

②PBRが4~5倍になればPERが低くても必ず売る
③それまで動きのなかった株に少し動きが出て5割ほど値上がりしたとする。その後株価の本格的な急騰が始り、しばらく上げたところで3日間連続で値上がりが止まったり下げたりした時には即売却。

④景気変動株ではPERよりもむしろ株価の動きやPBRに注目

現在業績が絶好調でPERが15倍以下でも将来の景気悪化観測による業績悪化を先取って早めに株を売ってくる投資家がいる。表向きの利益は好調なのに株価が下落するからさらにPERが下がる。低PERだからまだ高くなるだろうとの思い込みで保有し続けると元の木阿弥となることがある。

☆適正値のまとめ

・成長株を適正値以下で買う
成長株は利益が毎年複利ペースで増えていくので株価も利益に比例して右肩上がりとなる。放っておいても比較的早い時期に利益が得られる。暴落にあったとしても安心して長期保有できる。人気がでて株価が適正値の3倍4倍になったり10年後の予想株価と同じ時になったら利益を確定する。

・景気変動株を適正値以下で買う
景気変動株を適正値以下で買うということは、まだ物色の対象となっていない状態であるので上昇に時間がかかることもある。景気が良くなり大幅増益を達成したときは株価は大幅に上昇する。上げ始めれば短期で株価は上昇するのでそこで売ることが大事である。つまり、大幅増益は一時的な場合が多い。もっと上がるのではないかと思っていると業績の下方修正などに敏感に反応して、また元の株価に戻ってしまいやすい。


次回で最終回予定です☆
2件のコメントがあります
  • イメージ
    思惑さん
    2009/8/3 00:21
    月とすっぽんさん、最後を締めくくらせていただきます。

    ここでいう、成長株とは私の中の優良株をさしています。

    例えば、8113ユニチャームのイメージです。
    1995年から好調を維持しています。

    私がイメージする成長株とは、想像を絶するような一時的な成長をする株のことです。

    近くは、任天堂のDSのときです。

    遠くは、米国であったアンネタンポンのタンパックスやピルのアムジェン等です。

    予想可能な成長株に興味うすです。

    いつも自分の大胆な成長予想をくつがえすような成長を遂げる銘柄のことです。
  • イメージ
    月とスッポンさん
    2009/8/3 22:07
    はっぴいえんどさんこんばんわ☆

    ユニチャームはいいですね~

    買いたいけどちょっと高いです、、、

    こういう株が誰も見向きもしない時に買うのが成長株投資の醍醐味ですね~

    誰もが成長株と認識してしまったあとではもう高すぎて買えません~

    環境もバブルになったので、次のテーマというか息の長そうなテーマをさがしてるのですが、、、なかなかないですね~
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