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投資の負けは勘違いから始まる 投資の痴呆化に陥らないために

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先週末は東京まで遊びに行っていたのですが、そのついでにちょっと変わったところに行ってきました。


上に横須賀中央駅の写真を載せていますが、東京なのに何故に横須賀?と思われた方も多いと思います。
実は三笠記念館まで遊びに行ってたんですねぇw


横須賀中央駅から徒歩10-15分ぐらいなのですが、船体が見えたときにはついつい感動してしまいました。
ただ、船なのに地面に埋まっているのが残念でしたが・・・


さて、ここからようやく投資っぽいお話をw


三笠は明治後期に勃発した日露戦争の日本海海戦で旗艦として活躍した戦艦です。
連合艦隊司令長官・東郷平八郎の統率のもと、極東の小国日本が大国ロシアのバルチック艦隊を破ったというニュースは世界中に大きな衝撃を与え、日本が世界の一等国として認められることになりました。


ところがです・・・
日露戦争終結の1905年から40年後、太平洋戦争の敗戦によって日本が焦土と化します。


たった40年間で世界の一等国から世界の敗戦国まで落ちてしまった原因は何だったのでしょうか?


日露戦争を題材にした小説「坂の上の雲」で司馬遼太郎はあとがきにこう記しています。


▼司馬遼太郎「坂の上の雲」 あとがき

要するにロシアはみずからに敗けたところが多く、日本はそのすぐれた計画性と敵軍のそのような事情のためにきわどい勝利をひろいつづけたというのが日露戦争であろう。

戦後の日本は、この冷厳な相対関係を国民に教えようとせず、国民もそれを知ろうとはしなかった。
むしろ勝利を絶対化し、日本軍の神秘的強さを信仰するようになり、その部分において民族的に痴呆化した。

日露戦争を境として日本人の国民的理性が大きく後退して狂躁の昭和期に入る。
やがて国家と国民が狂いだして太平洋戦争をやってのけて敗北するのは、日露戦争後わずか四十年のちのことである。


出典: 坂の上の雲
著者: 司馬遼太郎
出版: 文春文庫


日露戦争で日本はロシアに勝ったとされています。
しかし、実際には日本が勝ったのではなくロシアが勝手に自滅したというのが本当の歴史だったようです。


ところが「日本が勝った!」と大騒ぎしている国民に政府は日露戦争の実際の姿を伝えませんでした。
それが「日本には神風が吹くんだ!」という発想になり、「帝国海軍も帝国陸軍も鬼畜米英に負けるわけがない!」という誤解を増長させる結果となりました。


投資で勝つのも投資で負けるのも時の運です。
それなのに投資で勝つと、何故か人間は自分が投資の天才だと勘違いしてしまいます。


いわゆる「投資の痴呆化」に陥ってしまうことがあります。


投資の負けは勘違いから始まる。
自分への戒めとして常に肝に命じておきたいと思います。


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