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米住宅価格は今後5年間下落
米住宅価格は今後5年間下落、10年間は消費拡大効果見込めず=ロイター/米ミシガン大調査
09/06/20 01:11
[ニューヨーク 19日 ロイター] ロイター/米ミシガン大学が行った調査によると、インフレ調整後の米住宅価格は今後5年間下落することが予想され、向こう10年間は住宅資産が消費を押し上げる公算は小さい。 同調査のディレクター、リチャード・カーテン氏は19日、6月の住宅価格報告の中で、消費者は貯蓄拡大や債務削減の姿勢を維持する傾向にあると指摘した。 また、住宅価格の動向は消費支出に遅効的に影響するため、2008年の住宅価格下落の影響は09・10年の消費を圧迫すると分析した。 カーテン氏は「明らかにローン借り換えは住宅ローン支払いの負担を軽減し、消費者の可処分所得を拡大した。しかし住宅金利の上昇に伴い、支出への効果は弱まるだろう」と述べた。 調査では、米住宅保有者の60%が第2・四半期に価格が下落したと回答した。地域別では西部が77%と最も多く、南部が51%で最も少なかった。 第2・四半期にはセンチメントの改善も一部確認された。向こう1年間で住宅価格が下落するとの予想は22%にとどまり、2007年以来の低水準となった。 過去1年間で価格が下落したと回答し、今後1年で価格が下落するとの回答は28%と、第1四半期の35%から低下した。前年同期は43%だった。
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