09/12期通期計画を据え置き、2Qから受注回復見込み
株価は600円台を回復した。市場全体の地合い好転、景気の底入れ期待などに加えて、09/12期業績の最終黒字化見通しも好感されていると考えられる。指標面で見れば実績PBRが依然として1.0倍弱である。業績回復が見込まれる10/12期のTIW予想PERが7倍台であることも考慮すれば、上昇余地が残されていると判断する。
09/12期1Q(1〜3月)の業績は、営業利益、経常利益、純利益ともに赤字に転落した。家電や自動車の大幅減産の影響が直撃した形である。ただし1Q実績は計画水準の模様であり、通期業績の会社計画を据え置いた。最終製品の生産動向には不透明感が強いものの、2Q(4〜6月)からの受注回復、固定費削減効果などを見込んでいる。通期ベースでは減収、営業減益が避けられないが、需要の最悪期は脱しており、固定費削減効果なども寄与して、営業黒字確保、最終黒字化は可能と考える。
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