前場引け→後場

[るきるきさん]

前場は小幅上昇を維持しましたが、寄り高で垂れ垂れの状態でした。全体的に見れば資源系が高く、海運系が弱く、あとは良くも悪くもないという状態ではありますが、物色のパワーに減退感が見られるのが気になるところです。

俯瞰的な見方をすれば、ここ3日というもの停滞感があるわけですが、これが日を追うごとによって強くなってきた感じがします。この需要相場の配役は、演出：投機資金／主演：個人資金であるという理解で良いと思うのですが、現在の個人資金にしても短期中心であるとの指摘もあちこちで出ていましたので、ここが買ってこないと上昇は期待しにくいですし、買ってこないということは投機資金も演出から降りた可能性があるので注意が必要だと思います。少なくとも、ファンダ的な手控え感を払拭するパワーは見られないようです。全体的には大きな崩れはないと思いますが、個別銘柄というレベルでは思わぬ下落があるかもしれません。

非常に警戒されている本日の雇用統計が、思ったほどでもなければ、案外、週明けに買いが戻るのかもしれませんが、売りにしろ買いにしろ、ある程度、含み益が乗っていないとリスクが取りにくくはあります。

後場は更に手控えムードが強くなるように思いますが・・・。