今日の日経平均は72.71円安の9,668.96円と7営業日ぶりの
反落。短期的な過熱感が意識される中、昨日の米国株安を受
け主力株中心に売りが先行、反落して寄り付くと9,654.45円
まで下落した。後場に入ると手掛かり材料難からマイナス圏
での展開となった。
日経平均は、一時プラスに転じる場面を見せたが、上値に対
しては慎重、押し目買い意欲が旺盛であり、底堅い展開であ
ったが、この日の安値圏で取引終了となる。
物色の対象は、電気自動車絡みの「次世代エネルギー関連」
が中心であり、小型株指数の強さが目立つ状況となった。
明日は、米5月雇用統計発表を控え、全体的には動き難い状況
だが、織り込み済みとの見方もあり、ショートカバーを強め
てきそう。ただ、基本的には個別材料株中心の相場展開のよ
う。
先行したGSユアサや明電舎辺りに資金が集中し関連銘柄へ
と波及していたが、買い疲れ感が出てきている。
先駆した銘柄は少し休む時間帯となり、その間は、まだ動い
ていなかったテーマ株への循環物色や、別の好材料が意識さ
れるセクターに明日はその動向を見極めて、次回から勧める
タイミングと考えている。