日経平均株価がダウ工業平均株価に足を引っ張られる時代?

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日経平均株価がダウ工業平均株価に足を引っ張られる時代?

えー、先週の日経平均株価の見通しはこんな感じでした。


▼9,000円以下の株安には進まない? 2009年5月25日~29日の日経平均株価見通し
http://enkabu.seesaa.net/article/120127354.html?1243780851

チャートで引いた水色のトレンドラインを抜けて9,000円に向かうのではないかと書きましたが、まったく外れましたw
私の予測を見て空売りしてしまった方には本当に申し訳ないですm(__)m


ということで、もう予測をやめようかと思ったのですが・・・今週もやりますw


※分かりやすく解説するためにブログには日経平均株価の日足チャートを掲載しています。

▼10万円で始める株式投資 小額資金から1億円を目指す割安株発掘ガイド
http://enkabu.seesaa.net/


今週の日経平均株価予測の注目点は3つです。


まず一つ目は200日移動平均線を日々線がとうとう超えてしまったことです。
先週のブログ更新でも書いたのですが、多くの投資家が200日移動平均線を大きな流れとして見ています。


▼日経平均相場の大幅上昇は期待出来るか? 株式市場の歴史的な一日
http://enkabu.seesaa.net/article/120290399.html?1243781285


日々線が200日移動平均線を上回って推移してくると200日移動平均線も上向きになってきます。
そうなると相場に安心感が生まれて投資家が株式を買いやすい条件が揃い始めます。


また、先週末の終値では前回の高値9,503.91円(2009年5月11日)を上に抜けてしまいました。
これも多くの投資家が株価上昇の兆しと捉えると思われます。


以上のことから、今週の日経平均株価は上昇すると予測します。


どこまで上昇するかって?
そんなことは分かりませんw

が、一応参考になるのが10,000円の大台です。


というのも日経平均株価の週足チャートを見ると、52週移動平均線が10,000円付近にあります(正確には9,967.06円)。
ですので、日経平均株価の次の目標はこの移動平均線ではないかと考えられます。


ただし、ひとつだけ気になることが・・・
それは米国株式の動きです。


昨年秋のサブプライムショックから世界中の株式相場がいっせいに下落しましたが、最近になってようやく落ち着きを取り戻し始めています。
日本の株式相場のベンチマークとなっている日経平均株価だけではなく、ドイツの株式指数DAXや中国の株式指数である香港ハンセン指数も200日移動平均線を越えるなど、徐々に上昇ムードが漂い始めています。


が!!! 米国のダウ工業平均株価がまだ上昇の兆しを見せていません。


実際に調べたことはないのですが、ニューヨーク証券取引所に上場されている株式の時価総額というのは世界の株式市場全体の時価総額の3-4割を占めるそうです。
そのため米国の株式指数であるダウ工業平均株価が世界の株式指数に大きな影響を与えるというのが今までの通説とされてきました。


ところが最近は米国株式だけが取り残されている状況です。


しかもこれは株式相場に限ったことではありません。
為替相場で見ても、ユーロや豪ドルは日本円に対して軒並み上昇していますが、米ドルだけはまだ100円以下の水準をウロウロしています。


うーん・・・これってどうなんでしょうか?


これがパックスアメリカーナの終焉なのか。
それともちょっとした調整なのか。


ちょっと冷静に考える必要があるかもしれませんねぇ。


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