金曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、週間失業保険申請件数が市場予想を上回ったことが嫌気され下落したことから、売りが先行して寄り付いた。日経平均の下げ幅は一時130円を超える場面も見られたが、下値では値ごろ感から買いが入り前引けにかけて下げ幅を縮小しプラスに転じる場面も見られた。
後場に入ると、外国為替市場で円相場が円高基調に振れたことから輸出関連銘柄に売りが入った他、米自動車大手の再建問題が不透明なことから、積極的な買いは控えられ日経平均は下げ幅を拡大した。その後は、安値圏でもみ合い取引を終えた。
業種別TOPIXでは、証券、小売、食料品が上昇した一方、鉄鋼、水産・農林、ゴム製品が下げた。個別では、ブイ・テクノロジー、パイオニア、三洋電機が高い。半面、アイフル、日本水産、富士火災海上保険が下げた。
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