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●【本日のニュース】/大手銀に「三重苦」 株安・不良債権処理・本業不振
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大手銀行6グループの2009年3月期決算は5期ぶりに最終赤字に転落した。世界的な金融危機の余波が国内にも押し寄せ、大手銀は「株安」「不良債権処理の拡大」「本業不振」という三重苦に見舞われたためだ。10年3月期は黒字転換を目指すが、景気低迷で事業を取り巻く環境は厳しい。業績の急激な回復は期待できそうにない。
(2009/05/20日経速報ニュースより一部抜粋)
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【ニュースの深層】批判家となるか、株価5割上昇をとるか
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸です。
■本日ご紹介したように、依然として悲観論が消えません。
特に、金融業界においてその考え方は典型的でしょう。日本でも、金融機関に対する、「株安」「不良債権処理の拡大」「本業不振」という三重苦に焦点を当てる記載が目立ちます。
しかし、株式市場はどうか。
こうした批判をものともせず、銀行株は3月10日をボトムに大きく上昇しています。
例えば、昨日今期3000億円の黒字転換となることを発表した三菱UFJフィナンシャル・グループは、5割以上の株価上昇を果たしています。
※Mitsubishi UFJ Financial Group Inc (ADR) (Public, NYSE:MTU)
http://www.google.com/finance?q=NYSE%3AMTU
■当メールマガジンでは、3月10日のシティグループ、パンディットCEO発言に注目し、大きく投資姿勢を強気転換しました。
当時は日経平均株価が7000円レベル。いつ割れてもおかしくはない、という水準だったのです。
しかし、様々な分析を加えると、“いつまでも弱気になっている場合ではない”と判断したわけです。
■批判的に物事をみなければならないタイミングもあります。
しかし、今は、批判的な見方をしているタイミングではない。
批判的な見方をしていては、この2ヶ月の株高を享受できないことになります。しかも、三菱UFJでご覧いただいたように5割もの上昇です。
これを見逃すことは“非常にもったいない”こと。
■多面的に分析をした結果の私の仮説は、まだまだこれから上昇する、5月初旬は3月に続く上昇の第二波動の始まりだ、というもの。
まだまだ、その仮説を変える必要はない、と考えています。
(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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