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NY底がたく

 19日の日経平均は9290.29(+251.60)と大きく上昇。転換線9250、基準線8998の上、直近の高値15日の9272を抜いてきたので、11日の戻り高値9503に挑戦する動きだ。もっとも日足のRCI、MACDは下向きなので、頭は重くなる可能性がある。週足は依然転換線8713、基準線8262の上にあり、ボリンジャーもプラスσ9263を維持して、なんとか上昇基調をたもっている。
 NYダウは、8474.85(-29.23)と小幅下落。住宅着工の数字が最低ということで下げたが小幅にとどまった。転換線8408、基準線8189は維持しており、ボリンジャーもプラスσ8421を維持しているので、上昇基調をなんとか維持しているが、こちらもRCIが下降、MACDも微妙に下向きになっており、目先頭が重くなる可能性がある。週足も基準線7779、転換線7983を越えており、ボリンジャープラスσを維持してなお上昇基調。
 ドル円は、95.95。雲の下限94.79で反発して、上昇。転換線97.02をめざして窓をあけて雲の中を一気にドル高へ上昇したが、まだ転換線に届いていない。転換線、基準線は下向きで、ボリンジャーはマイナスσ96.45の下で、まだ目先は円高トレンドが続いている形だが、小康状態。週足は基準線94.30でとまって上昇しているところでなんとかレンジを守った感じだが、転換線98にとどいておらず、ボリンジャーもマイナスσ96.42の下で、RCIも下降しており、基準線が守れるかどうかが気になる。
 1-3月期の日本の実質GDPは-16%で戦後最悪になりそうだが、これは過ぎた数字なので市場は織り込んでいると思われる。GMの破産法適用もどうやら覚悟しつつある模様だ。しかし、アメリカの住宅市場や個人消費の底打ち「期待」が市場を支えているので、この数字が悪いと、頭が重くなる。金融機能が回復して、貸し渋りなどが改善されるかどうかが注目だ。為替は円高が小康状態になっており、このまま週足基準線95円近辺を維持できれば、輸出産業は息がつけるだろう。
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