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【ブラザー工業】10/3期TIW予想は若干の計画下振れを想定
10/3期TIW予想は若干の計画下振れを想定
10/3期営業利益計画は前期比 35%減の130億円(為替前提は90円/ドル、120円/ユーロ)となったが、TIWは若干の下振れを予想。為替前提は保守的であるものの、 P&S(プリンティング&ソリューションズ)はIJP(インクジェットプリンタ)の新製品効果から売上高(現地通貨ベース)で前期比微増を見込んでいるほか、工業用ミシン売上も欧州、アジア向けで2桁増収(同)を計画するなどやや意欲的だろう。TIW予想は為替前提を会社想定より円安方向 (95円/ドル、125円/ユーロ)に前提を置くが、減収影響は更に拡大するとみる。現在の株価は指標面から特段の割安感もなく、ほぼ妥当に評価されているといえよう。本格上昇には主力の欧州プリンタ需要の好転が条件となろう。
09/3期は前期比63%営業減益で着地。若干計画を上回ったものの、為替レートが4Q(1-3月)想定より円安方向に振れた効果が大きく特段のサプライズは無い。とはいえ、4Qの営業損益実績値はP&Sが20.2億円の赤字(前年同期は91.6億円の黒字)と特に厳しい状況。消耗品が値上げ後の数量減から現地通貨ベース売上で同2%減(3Q[10-12月]同15%増)へ急減した他、円高や原材料高騰によるマイナス影響を吸収できなかった。また、M&S(マシナリー&ソリューション)は世界的な設備投資抑制の煽りを受け、工業用ミシン、産業機器ともに需要減退は加速。現地通貨で7割超の減収となり赤字幅は23.2億円(同25.7億円の黒字、3Qは4.8億円の赤字)へ拡大した。
リスク要因は為替相場の急激な変動、プリンタの価格下落圧力の増大、サービス費用・追加コストが発生することなど。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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