トレンドライン突破で株価の本格上昇が始まる？

[ナリユキさん]

いやぁ、驚きました。
日経平均株価が9,400円越えですってｗ

9,000円が上値でずっと推移していたので、まだまだ抜けないだろうなぁと思っていたのがウソみたいです。


日本ではゴールデンウィークのため2009年5月4日（月）～6日（水）までの3日間は証券取引所がお休みでした。
ところが世界最大の証券取引所であるニューヨーク証券取引所では日本がお休みだったこの3日間でダウ工業平均株価が300ドルほど上昇していました。

本来はダウ工業平均株価に合わせて日経平均株価も上昇していてもおかしくありません。
なので、ゴールデンウィークが明けて証券取引所での取引が再開された2009年5月7日（木）に、証券取引所がお休みで買いたくでも買えなかった投資家の買いが入って株価を押し上げたと推測できそうです。


ということで、ここからは日経平均株価の上昇ムードが来週も続くのかどうか考えてみたいと思います。


まずは日経平均株価の日足チャートを見てみます。

※ブログに日経平均株価の日足チャートを掲載しています。
是非、ご参照下さい。
http://enkabu.seesaa.net/article/118968888.html?1241843372


ここでのポイントは2つです。


1つ目は先週の2日間の相場でトレンドラインを突破したことです。

2008年10月・11月、2009年1月・4月と今までこのトレンドラインに4回も跳ね返されてきました。
つまり投資家達はこのトレンドラインに来ると、株をみんなが売っていたわけです。

ところが先週の取引でとうとうこのラインを抜けてしまいました。
そのため、これからはトレンドラインの上値を気にせずに大きな上昇期待をもって相場に参加する投資家が増えてくる可能性があります。

そうなると行け行けドンドンでこのまま大幅な上昇が続く可能性も大いにあります。


ただその一方で気になるのが200日移動平均線の存在です。

ブログでも取り上げていますが、200日移動平均線は大きな流れを見る上での重要な指標と捉えている投資家が多くいます。


そのため200日移動平均線が次の上値になってそこで反落する可能性もあります。


2009年5月8日終値基準での200日移動平均線は9,618.10円です。
おそらくこのあたりで一度反落するのではないかと私も考えています。


もし仮に見通し通り反落した場合、どこで相場の下落が止まるかにも注目です。
万が一、25日移動平均線を割り込んでくるようなことがあれば、一目金好評の雲近く（8,000円台の前半）まで再び落ち込むかもしれません。


とは言え、米国金融機関のストレステストも終わり、投資家の間にあった不信感・不透明感が払拭されつつあります。


今後は必要以上に株価が下落している企業に買いが入りだすのかもしれませんねｗ


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