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やはり5月は不動産セクターの山場でしょうか

前回、気になる銘柄で、配当前の動きを取り上げたケネディクス不動産投資法人。ムーディーズの格下げが影響しているんでしょうか、今回4/24発表の金利がTibor+1.90%になっています。04/24付けの3ヶ月Tiborは0.61という事なので、0.61+1.90=2.51%とかなり大きな金利負担になっていますね。そして、共に有担保。DAオフィスが今年の2月に同じあおぞら銀行から借りた時の金利(Tibor+0.5)を参考に考えると、かなり高金利。とはいえ、リファイナンスをしなければならない時期が迫っているわけですから、高金利であっても借り換えをしなければ止まってしまうし・・・かなりきつい選択。決算時に出てくる業績予想は、「その時点での」という注釈が付いていますので、発表後のハプニングを織り込んではいません。内容にもよるけど、発表された翌日から数日ですかね。織り込むまでにかかる時間・・・地合が良いとつられて上下してしまうので判断が鈍ることも多々ありますが。何かしらのニュースやIRが発表され、連想売りや連想買いが発生し、株価が上下するわけですけど・・・出来るだけ予想の修正や情報開示が早くなされていれば、情報が少ない個人投資家もそこで判断が出来るんですけどね・・・勘や経験に頼るほか無いのが現状。まぁ、REITに関しては、開示は早いほうだと思いますけど、+αは各々の判断。今回、ケネディクス不動産投資法人のリファイナンス関係のイントロは、09/4/21 21:15付けで「格付けの変更に関するお知らせ」が流されていたので、これが判断材料で、「格下げ = 貸出金利への影響」という流れ。分配金の権利取りもあって無理上げしていた感じもありましたが、思惑がいろいろ騒がれていたREIT業界は元気に上を追いかけて、東証REIT指数も日経平均を横目に、力強いお祭り。でも、何かしらの仕掛けで動き始めただけなので、終末という事もあって、やっぱり失速してしまいました。いろいろな意味で、不動産セクターにとって5月は正念場。一般で言うところの在庫調整が順調に進まないセクターなので、ポジションを間違えると、かなりヘビーだと思います。
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