勝率９９％のオプション投資

[ISAC.WaKSさん]

オプション取引はリスクの高いものと認識されています。単純に言えば、オプションの買いはリスクが限定されているのでリスクが高いとはいえません。オプションの売りはリスクが無限大・青天井ですから、普通は恐ろしくて売れるものではありませんが、私はオプション売りを得意としています。

オプションには原資を買う権利のコールと売る権利のプットがあります。
先週末の日経平均の終値７９４６円で、７５００円で買う権利のコールの価値は４４６円のはずですが、時間的価値というものが加わって、４月限の７５００円のコールは５７０円でした。９５００円で買う権利のコールの価値は０円のはずなのに１０円でした。これから４月１０日のＳＱまで、３週間で９５００円以上に日経が上がるでしょうか。上がらなければこの価値はゼロになりますので、買っていれば１０円ｘ1000＝１万円の損、売っていれば１万円の利益になります。

１９９１年１月からの２００８年１２月まで（２１６ケ月）の日経平均の月足を見ると前月終値に対し、翌月の高値安値の変化率ランキングは下記のようになっています。
1.　２００８年１０月　３７．９％下落
2.　１９９３年１１月　２０．５％下落
3.　２００８年０１月　１７．９％下落
4.　１９９５年０７月　１７．２％上昇
5.　１９９４年０１月　１６．１％上昇

いかに昨年１０月の暴落が激しかったかが判ります。また、２００ケ月を越える月足のなかで２０％以上の変動を示したのは、わずかに２回だけです。

という訳で、いま９５００円のコールを売っておけば９９％以上の確率で、１万円儲かるだろうと予測でします。コールを売るだけでは急な上昇に弱いので、２０％下の６５００円プット（４５円）も売っておきます。これで４月１０日までに９９％以上の確率で５５，０００の利益になるはずです。

ただ、必要資金は５５，０００円ではなく、それぞれのオプション変動のリスクを証券会社が予防するために証拠金が６１万円+７１万円、合計１３２万円必要です。予想利回りは１ケ月に４．２％となります。証拠金がぎりぎりだと変動により追加の証拠金が求められる場合があります。

ちなみにワラントはほとんど似たような仕組みの金融商品ですが、証券会社が売り役で顧客は買い役に限定されます。証券会社はルーレットの胴元みたいなもので儲かるようにできています。

いつも月に４％くらい儲かるかというとそんなことはありません。状況によっては売りが非常に危険なときも多々ありますが、時間の価値を売ることがよく理解できて実行できればオプション取引は結構安全で美味しい市場なのです。

[元祖SHINSHINさん]

初めまして。

ご教授、ありがとうございます。
実践的な考え方がよくわかりました。

ネックは必要資金ですね。

新井さんの書籍を読むと、
とてもたくさんある限月、非常に動きの速い値動き、
とてもじゃないけど素人には無理と感じていました。

今回のお話で、少し考え方がかわります。

売りが有利なのは、色々な書籍で知っておりました。
プロの世界では、オプション売りは常套手段で、
新人の時に最初に学ぶと聞いております。

これからも色々ご教授願えると、幸いです(･_･)(._.)

ＰＳ：特にオプションの様々な複合技は、素人には未知の世界です。
まるで将棋でいうヤグラみたいで、不思議＾＾；

[ISAC.WaKSさん]

こんにちは

いろんな本に書いてあることなので「ご教授」なんでもんじゃありませんが、今日のように変化の大きいときはコールとプットの合わせ売りでも厳しいですね。

今日あげた例では
9500Call　１０円⇒２５円　-１５円
6500 Put　４５円⇒２０円　+２５円
でした。

私が投資していた５月限ではマイナスになりました。
いろいろ難しいことがあるのも確かですが、株式は動くときに利益になり、このオプション売りは動かないときに利益になるので、ほどよいヘッジになると思っています。

[月とスッポンさん]

こんばんわ☆

みんかぶにはめずらしいオプショントレーダーさんですね＾＾あたしも数少ないオプション初心者です、よろしくおねがいします＾＾

先々週まで、Ｃ９９２５以上はみんな１円とか２円とかだったのに、それがいまや３０円５０円８０円、、、

９００以上はないだろうと思うんですけど、アウトのコールがヘッジとして買われているようなので、一気にプレミアムが上昇するので怖いです＞＜

連休中の時間的価値の減少に期待したら、それほど減少せず、、、まだＳＱまで時間があるからでしょうか？？？

売りは保証金がかかるので、ちょっとキツイデス＞＜

[元祖SHINSHINさん]

あぁ！

「動かない時の売り」戦略って、
欧州ｖｓ米国という図式で、
過去にNKが8,000円近辺の往来相場になっていた時の解説が書籍に出ていました。

「プレミアムのタダ取り」戦略で、
欧州側に軍配が上がったと。

いやぁ、勉強になります(･_･)(._.)

[ISAC.WaKSさん]

こんばんわ

オプションを買ったこともありますよ。
ボラティリティーがやけに低いときとか、市場のうねりが大きくなりそうなときなど。いずれにしても買いは短期決戦でこれが取れれば気分はいいですね。リスクも限定されてますから。ＥＴＦや先物の代わりにオプションを買うのもうまくいくと資金効率はいいでしょうね。

今回のように相場が上向きに向きが変わると、Callのボラティリティーが上がって、Callの上昇が加速する感じですね。ボラティリティーが上がるときは売り手はCallもPutもダブルパンチでやられるときがあります。早いとこ逃げ出すしかないですよね。