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順張りとダマシの回避
ダマシの回避は順張りテクニカルで売買する人の悲願とです。株価の動きが常にきれいなサインカーブを描くなら、100%の勝率が得られるでしょう。GC・DC、MACD、かぎ足、新値3本足、P&Fなど署名な順張り指標を使う場合、悩まされるのは持合い圏でのダマシです。順張り投資の勝率がたいてい低いのも持合い圏でダマシの回数が多いためです。細かなロスを繰り返すことで運用成績も下がります。
ダマシの回避方法としてよく取られる方法は他のテクニカル指標との併用です。例えば:
1. 逆張り系の指標との併用
2. 長期の指標と短期の指標の併用
私は2の方が納得できるのと検証結果がいいので主に活用しています。例えば、「終値が5日MAを上回れば買い」という短期条件設定に加えて、25日MAを併用し、「買い条件としての25日MAが上昇中」とか「MA5>MA25」などの長期条件をつけます。要するに「中期トレンドに沿う方向の短期売買サインに従う」ということです。毎回ドテン売買する順張り投資の勝率30%くらいだとすると、40%くらいに勝率があがるようです。問題点は大底から大きくは反転する場合は取れないことですが、反転直後の相場は市場全体にも迷いが多いため押し目や戻しが出るもので、その次からの波には乗れるわけです。
逆張りと順張りの組み合わせも勝率の改善には役に立ちますが、逆張りをキーにするか順張りをキーにするかで結果は大きく変わります。中期上昇中に逆張りの買いサインがでることはめったにありませんし、またあったとしてもそこが天井の可能性も高いと思います。逆張りの買いサインが出たときにそれだけでは底を打っているかどうかは判らないので、順張りの短期買いサインが出るのを待って買い出動すれば、底値を確認した安心感があります。また、更にその底値だと思っていた値を下回るようであれば逆指値成行で損切りしなければなりません。この考え方は理屈に合う方法だと思うので時々活用します。問題点はまず普通の逆張りのサイン自体そう頻繁にはでないのでシミュレーションがしにくい点です。このため私自身あまりまとまったデータは持っていません。問題点の第2は中期トレンドと逆の方に掛けるので、損切をしなければならなくなるケースは意外と多いことです。逆張りのみですと非常に高い勝率の条件をシミュレーションで確認することは結構簡単です。めったに出ない条件で買い、めったに出ない条件で売ればいいのです。ただ単に買い値と売り値を比較すればシミュレーション上はそうなりますが、途中多大な損失を長いこと抱えて、希望だけ持って(高い勝率を当てにして)頑張らなければならないケースが多いので、諦めの早い私にはとてもできません。
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