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状況悪化

中国で米国債売却論 値下がりリスクを嫌気

 中国で「外貨準備で保有する米国債の残高を減らすべきだ」との議論が活発になっている。米国が金融危機対応で国債を大量に増発し、今後の価格下落が見込まれるためだ。米国債売却論の背景には「金融危機の責任の一端は中国にある」という米国内の世論への反発もあり、オバマ政権下の米中関係に微妙な影を落とす可能性もある。

 中国社会科学院世界経済政治研究所の余永定所長は今月初めに中国紙上で、米国債が供給過剰になるリスクに触れ「米国債をある程度売り、ユーロや円の資産を増やすべきだ」と指摘した。関係者によると、政府内で「外貨準備の運用を巡る議論」が再燃するきっかけになったという。(北京=高橋哲史) (08:49)

やはりドルは売られることになりそうです。

オバマ政権が中国は人民元を操作していると認識していることについて、中国政府は声明を発表し、「非難は見当はずれで、保護主義を増長させる」と述べ、また「輸出てこ入れのための人民元の切り下げはしない」とも発言している。

米中関係はこじれそうです。
1件のコメントがあります
  • イメージ
    なりゆきさん
    2009/1/24 14:48
    ⇒ joju 様

    アメリカは継続的に人民元の切り上げを要求し続けてきました。オバマ政権でも重要課題に変わりはないようです。今回はっきりと為替操作に言及されたので中国は米国債放出をちらつかせてきました。自国の財産を投げ売りするとは考えられませんのですぐには行動出来ないでしょう。
    やはり為替操作を縮小することになりそうですね。
    話がこじれて保護主義的な動きになるとまずいことになります。
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