外為どっとコム主催のセミナー、「個人投資家のための投資戦略2009」に行ってきました。
会場となる名古屋の国際会議場は、ほぼ満席といっていいほどの盛況。
第一部は竹中平蔵さんの講演。
題して、「2009年 日本経済の展望」。
例によって、政府の経済政策を痛烈に批判してました。
賛否両論あるにせよ、世界経済の動向をこれだけ平易明快に語れる日本人は彼だけでしょう。
その歯に衣着せぬ辛辣な発言は、日本の官僚社会では煙たがられるでしょうね。
個人的には竹中平蔵さんに総理になってもらいたいですけど。
少なくとも麻生さんよりは漢字が読めるでしょうし(笑。
ま、今の日本で頭のいい人は政治家になりたがらないんでしょうね。
本人も絶対に政治の世界には戻らないと仰ってました。
第2部は「主要国際通貨の行方」と題し、宇野大介氏、佐々木融氏、熊野英生氏、酒匂孝雄氏という豪華なメンツによるデスカッション。
興味深かったのは、全員が全員、ここ数ヶ月で1ドル=80円という極端なドル安円高に振れると予測していたこと。
酒匂塾長なんてセリクラのさいは1ドル=65円まで下落するなんて仰ってました。
もしそのような事態が起こるようなことがあれば、日経平均も再度7000円台まで暴落する可能性も十分ありえます。
3月下旬の世界同時株安説がにわかに現実味を帯びてきたような気がしました。
オバマバブルで堅調なスタートを切った09年相場ですが、まだまだ市場の回復力は弱く、下落懸念が払拭されていないとするアナリストは少なくないようです。
いつになく充実した内容のセミナーで、とても勉強になりました。
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