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マーケット一言:売買代金減り指数はほぼ変わらず、決算な...

公開日時:2024年11月11日17時31分

イベント通過後のお休みというか、嵐の前の静けさなのか、これと言って何もないといえばない日で、東証プライム市場の売買代金は4.2兆円までグッと落ち込み、指数も日経平均+0.1%、TOPIX-0.1%とほぼ変わらずでした。

決算発表シーズンで手控えているところあり、でも決算プレーもありでということで、売買代金が3兆円台まで減る閑散ではないものの、個別プレーが見られるだけで全体のトレンドは見えませんでした。

週末オーバーナイトで日経平均先物は39,000円割れしていたところから、今日はほぼ変わらず(現物指数大引け39,533.32円)まで戻していたり、現在引け後で先物が買われていたりと基調は強く、年末ラリーへの期待は継続しています。

個別銘柄で目立ったものとしては、先週好決算を発表した電線株が強く、フジクラ+6.4%、古河電工+14.8%となりました。特にフジクラはMSCI採用のニュースもありましたね。
商いが増えた決算ものではソニー+6.0%もありました。中国販売が悪く市場予想を下回る決算を発表したユニ・チャームは-13.1%と下げました。中国関連株は決算関係なく今日弱いものが目立ちました。

グロース250指数は+0.7%と上げ、今日も中小型株は基本強かったです。


ただ、Sapeetは-17.8%と沈みましたが、メタプラネット+10.3%、フルッタフルッタ+2.5%など材料株系もやや復活したことで雰囲気は明るかったですが、カバー+1.4%はいいとしてタイミー-3.2%、GENDA-2.7%と主力が弱く、指数の上げほどには力強さは感じられませんでした。

東証グロース市場の売買代金も800億円割れと再び低迷し、今日のところは警戒モードを強くせざるを得ないところでした。下がると決まるほど悪いというわけではありませんでしたので、明日の様子を見ての方向性の判断となりそうです。
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