TOPIX +1 @2,689
日経平均 +71円 @38,982円
米国では、9月小売売上高(前月比+0.4%>予想+0.3%)と新規失業者申請件数(24.1万件<予想26万件)が強い結果となり、米経済はソフトランディングするとの期待がますます高まった。これらを反映して主要3株価は続伸した。ただ、米10年債利回りは前日の4.016%から4.092%へ上昇した。
本日10月18日の東京市場では、米国株の続伸を好感して日経平均は反発して、上げ幅が一時200円を超えた。しかし、次第に売りに押されて上げ幅を縮小した。銀行株は今日も堅調だったが、そろそろ一服しても自然なリズムではある。
日経平均の日足チャートを見ると、前日比で終値では小幅反発したが、上向きの10日移動平均線の下に沈み込んだままである。しかも、10月8日以来8日連続陰線となっているため、少しでも悪い材料が出ると大きく下げそうな雰囲気である。衆議院選挙が終わった後は特に注意が必要である。もし現与党が過半数割れとなったら、政治の不安定を嫌う外国人投資家はほぼ確実に売ってくるはずだから、下振れに備えておきたい。
33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、電気・ガス(2位)、ゴム製品(3位)、陸運(4位)、不動産(5位)となった。