どういう訳か。ここ2.3日夜になると、この「ちゃんちきおけさ」が、浮かんでくる。
終戦後、東京に働きに出てきた若者が、仕事が終わって、うさばらしに、安い屋台で、おでんを食べながら、焼酎でも飲み、故郷を思い出しているのであろう。
戦後は、東京に出れば、働く場所は、それなりにあった。いや、これは江戸時代から、既にあった。「江戸でひと花、咲かせる」のごとく、人は江戸に出稼ぎにきた。そして、これは今でも続いている。東京、一極集中である。
これと共に、地方の人口は減少した。地方再生というが、これは、言ってるだけで、無理だろう。この流れは、行きつくところまで、続く。
東京で働き、2,3か月もすると、仕事にも慣れ、生活も落ち着いて、ほっとしたところであろう。しかし、故郷はどうなっているか、やはり、気がかりである。
慶応の速水先生の講義は、面白い。講義の途中で、生き抜きのために、慶応大学の歴史とか、東京の話をする。この速水先生は、江戸時代の江戸の人口を過去帳より算出した。そして、最盛期の江戸の人口は100万人だと出した。この人数は、パリの人口より多く、世界で一番の人口である。
その人、人が、今の東京23区よりさらに狭い土地に、住んでいたもんだから、其れこそ、日中は人で、ごった返し、大八車や人で、押すな押すなの道路状況だったのであろう。「火事と喧嘩は江戸の花」というが、道路では、毎日、ぶつかったの、どうのとの、いざこざが、絶えなかったのだろう。
後ほど、速水先生は勲1等の勲章をもらった。記念撮影の画像が、新聞に出ていた。こんな、優秀な先生に、教わったことは、運が良かったと思う。
人生は、短いので、やはりレベルの高い人に、いろいろ、教わるのが、良いと思う。しかし、その機会は、滅多に無いことである。
長くなるので、速水先生は、機会が有れば、書くことにします。
盆踊り チャンチキおけさ
https://www.youtube.com/watch?v=eR3gJS-lSy0