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マーケット一言:日銀金融政策決定会合を無風通過、半導体...

公開日時:2024年7月31日17時12分

本日の日本株は、日経平均+1.5%、TOPIX+1.4%と上昇しました。
非常にざっくり言いますと、日銀金融政策決定会合を無風通過した分が日経平均で+0.2%分、TOPIXで0.6%分ぐらい、残りが14時半ごろにロイターで報じられた、「バイデン米政権が半導体製造装置の新たな対中輸出規制を来月発表する予定だが、日本とオランダ、韓国などからの輸出については、適用が除外される見通し」による半導体株の急騰によるものです。


日銀金融政策決定会合では、政策金利を0.25%に引き上げと、国債購入の減額計画(これまでの月間6兆円程度を、26年1-3月に3兆円程度までに段階的に圧縮)が決定されました。
金利引き上げはコンセンサスではありませんでしたが、午前2時頃に日経新聞でリーク的に報じられていましたので、織り込む形で株価はやや弱めで前場は推移していたところ、午後1時前に決定のニュースが出てからは、出尽くし的に少しプラスまで戻す展開になりました。
利上げはするけれども、更に今後も物価上昇が続けば追加利上げもあり得るけれども、緩和的な金融環境は維持されるという方針は、株価にとっては絶妙にいいものであったと思います。

決定会合結果発表後に指数やセクターのバタバタはありましたが、トータルとしては無風通過となり、月末でもあるし今日はこんなところでと思っていたところが、前述のように突然14時半ごろから半導体株が買われだし、日経平均主導でTOPIXも上昇始めました。東京エレクトロンで前日比変わらずのところから一時+11.5%まで買われ、引けは+7.4%となったように、暴力的ともいえる上げとなりました。その他、SCREEN+9.2%、KOKUSAI8.0%といったところが目立ちました。
東京エレクトロンは先日に対中半導体規制で名指しされていましたので、ショートカバーもあってこの動きになったと思われます。それに他の半導体株もついていったわけですが、このところの米半導体株安の流れが終わった訳ではありませんので、今日のニュース、動きをもって日本の半導体株が上昇に向かうということにはならなそうです。ニュースの織り込みはとりあえず終わり、また明日から仕切り直しの動きとなります。なので日経平均も明日からスッキリ上昇というのはまだ言い切れないですね。

グロース250指数は+0.3%の上昇にとどまりました。今日はイベントに関しての動きの日でしたので、大型株中心の動きになり中小型株が出遅れるのはいつものパターンです。
明日から月も改まりますし、大型株が落ち着くのであれば、中小型株の出番がやってくることになると考えています。
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