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6月の金融政策決定会合の結果が気になって・・・

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -35.21 @38,712.21, NASDAQ +267.25 @17,610.79, S&P500 +45.71 @5,421.03)。ドル円為替レートは157円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が274に対して、下落銘柄数は1,340となった。騰落レシオは91.16%。東証プライムの売買代金は3兆9883億円。

TOPIX -25 @2,732
日経平均 -156円 @38,720円

米国では、5月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回った(前年同月比+3.3%<予想+3.4%)ことを受けて、米10年債利回りは低下して株式相場を下支えした。S&P500とナスダックは続伸して共に取引時間中及び終値ベースで史上最高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、FF金利予想(ドット・プロット)で年1回の利下げ見通しが示されたが、3月FOMC時点では年3回だったことと比べるとかなり後退した。

本日の東京市場では、前日の米ハイテク株の上昇の流れを受けてアドバンテストなどの半導体関連銘柄の一角が買い先行で始まった。日経平均は一時300円超の上昇となった。しかし、日銀の金融政策決定会合の結果発表を翌日に控えて、戻り待ちの売りに押し返された。米CPIの鈍化を受けて、国内長期金利も低下したため、長期金利上昇による収益力改善期待で上げて来た保険株や銀行株が売られた。

日経平均の日足チャートを見ると、60日移動平均線の上で高く始まったが、その後戻り待ちの売りに押されて大陰線で下げて終えた。5月初旬から横ばい相場が続いている。

33業種中31業種が上げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、保険(2位)、鉄鋼(3位)、輸送用機器(4位)、非鉄金属(5位)となった。

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