TOPIX +46 @2,772
日経平均 +434円 @38,488円
米国では、決算内容が市場予想に届かなかったセールスフォース(19.74%)やエヌビディア(3.77%)が下落して相場全体の重しとなった。主要3株価指数が揃って続落した。
本日の東京市場では、これと言った買い材料は特になかったが、日経平均は前日までの3日間で既に800円ほど下げていたので自律反発狙いの買いが優勢となって反発した。前日は米長期金利が4.54%に低下して金利上昇に対する過度の警戒感が和らぎ、さらに国内長期金利は1%台で高止まりしているが、上昇テンポが一服した。
MSCIの株価指数「グローバルスタンダード指数」構成銘柄入れ替えの影響で、東証プライムの売買代金はなんと7兆7612億円に膨らんだ。大引け間際で機械的に大量の売りが出て2,000億円ほどの流出があると事前に予想されていた。過去3日間の下落過程で売り持ち高を増加させてきた売り方が、その分だけ株価が安くなるのでそれを見越して大量の手仕舞い目的の買い注文が出たと推察される。大引け前の僅か1分間で3兆8883億円の売買が行われた。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日の買い線である「たくり線」が暗示した通り、大きく反発した。どこまで反発が継続するかは事前には分からないが、5月20日のザラバ高値@39,437円が現在の目標として意識される。
33業種すべてが上げる全面高となった。上昇率トップ5は、証券(1位)、電気・ガス(2位)、石油・石炭(3位)、不動産(4位)、鉄鋼(5位)となった。