TOPIX -12 @2,743
日経平均 --457円 @38,646円
米国では、5月S&Pグローバル製造業PMI速報値が50.9(>前月50.0)、5月S&Pグローバル・サービス業PMI速報値も54.8(>前月51.3)と強い結果となった。さらに、週間新規失業保険申請件数は21.5万件(<予想22.0万件)も強い結果となった。これを受けて、米10年債利回りは前日の4.434%から4.478%へ上昇した。好決算を発表したエヌビディアは大きく上げたが、他の銘柄に買いは波及せず、主要3株価指数は揃って下落した。
本日の東京市場では、米国株安の流れを受けて多くの銘柄が下落し、さらに、国内長期金利が節目の1.0%を12年ぶりに超えたため、日経平均の下げ幅は一時700円を超えた。ただ、外為市場で円安・ドル売りが進んでいることも支えとなり、売りが一巡すると押し目買いが入り、下げ幅を縮小して終えた。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きの10日移動平均線の下に沈み込んだが陽線で引け、もう少しだけ反発すれば10日移動平均線の上に再浮上しそうである。4月19日を起点として上昇チャネルを描いているが、60日移動平均線が上値抵抗線となっている。
33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、鉱業(2位)、不動産(3位)、電気機器(4位)、機械(5位)となった。