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米国株大幅高で日経平均も大幅高、但し下落の方が多い

情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。


株日記は「米国株について」を朝の8時頃

「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


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5月16日 金曜日


日本株について

本日の日経平均株価は、534円高の38920円で取引終了。

前場は買い先行から急落するなど荒れた値動きとなりますが、後場はジリ高からの一段高になって大幅高。


〇東証プライムの売買代金と騰落状況

売買代金は5兆657億円、出来高は22億1709万株。

値上がり銘柄数は607、値下がり銘柄数は994、変わらずは29銘柄でした。


〇日経平均採用銘柄の騰落率

値上がり銘柄数は96、値下がり銘柄数は126、変わらずは3銘柄でした。

上昇率の高い順

クレディセゾン 11.8%高

リクルートHD 9.1%高

日本製鋼所 6.6%高

荏原製作所 6.1%高

サイバーエージェント 6.0%高


下落率の高い順

日清製粉G本社 8.5%安

日本製紙 8.3%安

住友化学 6.3%安

T&Dホールディングス 6.2%安

住友ファーマ 5.6%安


〇米国株による影響

(米国株については、朝の株日記で詳しく書いています)

ダウ平均 0.88%高

ナスダック 1.40%高

S&P500指数 1.17%高


3指数揃っての大幅高は、日本株に大きなプラス材料。


電気機器・半導体に大きなプラス材料

ハイテク比率の高いナスダックの大幅高は、日本の電気機器にプラス材料。また、半導体関連ではAMDが4.3%高、エヌビディアは3.6%高、マイクロン・テクノロジーは2.4%高、テキサス・インスツメンツは2.3%高と軒並み大幅高、半導体指数も2%を超える大幅高となっているため、日本の半導体関連株も大きく上昇しました。


〇欧州株による影響

イギリス(FTSE) 0.21%高

ドイツ(DAX) 0.82%高

フランス(CAC) 0.17%高


欧州株の上昇も、日本株にプラス材料。


〇為替相場による影響

朝は1ドル154円後半、そこから154円付近まで円高進行。CPIの低下を受けて大幅な円高になっています。通常、円高は株式相場にマイナス材料ですが、直近は介入後から再び円安になっていたので、程良い調整。マイナス材料にはならないと考えていました。


〇GDP速報値は市場予想を下回る

1-3月期GDP一次速報値は、前期比年率-2.0%になりました。

市場予想を下回っています。


〇大幅に続伸

前場は荒れるも、後場は右肩上がり。

欧米株高を受けて買い先行。取引開始直後に500円を超える上げ幅となりますが、そこから30分で400円近く売り込まれる荒れた展開。直近の懸念材料「大きな売り」が本日も出ました。後場は、前場の売りを警戒しつつもジリ高、最後の30分で一段高となり大幅に続伸。


前日までCPIを警戒した手控えと手仕舞いもあったはずなので、買い戻しが上昇に拍車をかけたと考えています。


〇下落多数

日経平均は大幅高ですが、一部の銘柄による影響が大きかった。

東京エレクトロンが156円、リクルートHDは63円、ファーストリテイリングは62円、アドバンテストは42円、ソフトバンクGは35円、5銘柄で日経平均を358円押し上げていますので、これを差し引くと176円高です。これでは、下落多数も仕方のないところ。


日経平均採用銘柄の42%が上昇、56%が下落。

プライム市場では36%が上昇、60%が下落しました。


業種別では16業種が上昇、17業種が下落

サービス、証券・商品先物、その他製品、その他金融、電気機器などが上昇。

パルプ・紙、石油・石炭、鉄鋼、輸送用機器、銀行などが下落しました。


〇売買が激しくなるかもしれません

25日移動平均線と75日移動平均線を上回っています。また、4月の底打ちから上昇トレンドも続いています。

一方で、本日の上昇は一部が大きく影響しているうえ下落多数なので強いとはいえず。また、大きな節目で強い抵抗になる39000円を目前に控えていることから、到達すれば達成感の売りと3月の39000円超えで買い付けていた投資家(保有を続けて、4月の下落で含み損になっている投資家)による「やれやれの売り(戻り売り)」も出てくるはず。


このようなことから、目先は売買が激しくなるかもしれません。


チャートを含めた全ての表示はブログで、ご覧下さいませ。

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