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マーケット一言:昨夜の米3月CPIショックはあったが、...

公開日時:2024年4月11日19時03分

昨夜の米3月CPIが少し上振れの強い数字で、インフレ懸念継続からの米金利高、米株安となり、日経平均先物も39,010円(昨日の現物引け値39,581.81円)まで売られていました。しかし副産物の円安ドル高が、為替介入を見ることなく153円台(34年ぶり水準)までの円安となっていたのが好感されたこともあり、今日の日経平均は-0.4%(引け値39,442.63円)程度の下げまで回復しての引けとなりました。日本の金利も上昇したため銀行株が買われ、コモディティ関連銘柄も引き続き強く、TOPIXは+0.2%とプラスとなりました。

グロース250指数は-1.5%と下げ、中小型株全般は冴えませんでした。ただ、今日は大型株が売り買いともに主役で、中小型株が売られたというよりは放っておかれただけのような感じが強く、それほど心配する雰囲気でもなかったように思えます。

今日の夜は米3月PPI。昨日既にCPIショック的な動きを見せた後ですので、どちらかというと強い数字でも弱い数字でも株はポジティブな反応を見せる確率の方が高そうです。介入のレベルを確かめるように恐る恐る円安がジリジリと進んでいますが、介入がなければ明日こそ日本株は円安にもっとポジティブに反応できるかと思います。ともかくPPIの発表を待ちましょう。
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