このフイルムは、当時は白黒だと思う。技術の進化は凄い。白黒をカラー化できるのだから。
寝ていて、この歌が浮かんできた。悲壮な歌である。画面を見ると、当時は歩兵部隊が中心だった。道もないところ、川を人馬と共に渡る。戦う前に、行軍だけで、つらい思いをしたのが、伺える。
小学生の頃、同級生の、父親が、銃剣とヘルメット、ゲートルを、家に持ち帰った。銃剣は、見つからないようにして、隠して、持ち帰ったという。鉄のヘルメットは、網がかけられており、実際にかぶってみたことがある。
この頃は、農家では、畑作業の時、軍隊で使用した帽子で、畑作業をする男が多かった。物資のない時代である。みんな、今では考えられないような、大変な、苦労をした。こんな事を経験しているから、贅沢はしようとは思っていない。ただ、先行き、短いので、少しだけだ。
畑作業の前に、同級生の父親は、ゲートル(包帯の厚いようなもの。足を守るために、足に巻き付ける)を、足に巻いて出かけた。
友人の女房は、戦争に行った人は苦労したから、我慢の程度が違うと常に、言っていた。
戦地では、補給が少なく、通常では使用できない、手りゅう弾を、川に投げ込んで、浮いた魚を焼いてたべたという。久しぶりの、ごちそうだったという。
戦地では、空襲が、激しいので、煙が出ないように焼くので、時間がかかったという。生では、赤痢、疫痢になるので、よく焼いたという。
その銃剣は、今はどうなったか。私もその銃剣を、持って遊んだことがある。40センチくらいの長さで、日本刀のようなものではなく、突きが専門の武器だった。それでも、錆びないので、ジュラルミンで出来ていたと思う。
戦時歌謡》暁に祈る("Akatsuki Ni Inoru")with Eng/Sub
https://www.youtube.com/watch?v=9aijn3vNQYc