TOPIX +10.45 @2,336
日経平均 +29 @33,169円
米国では、前日には高値警戒感から利食い手仕舞い売り優勢となり急落したが、依然として来年3回の利下げ見通しと米国経済はソフトランディングするとの強い期待を背景に反発した。7~9月期の米実質国内総生産(GDP)確報値とセットで発表された同期の個人消費支出(PCE)物価指数のコア指数(=FRBが重視する指標の一つ)は前年同期比で年率2.0%増(<前回2.3%)と下方修正された。
本日の東京市場では、米国株の反発を受けて反発して始まったが次第に売りに押されて小幅高で終った。目立った動きでは、引き続き大手海運株が力強く続伸し、このところ軟調な値動きが続いていた銀行株が反発した。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日はギャップダウンして始まり陰線で終えたが、その翌日の今日は小幅高で始まったもののまた陰線で終わった。罫線の形としては「下放れ並び黒」となり、定石では弱いと見るが、果たして来週は大納会に向け「掉尾の一振り」となるか?
33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、銀行(2位)、パルプ・紙(3位)、化学(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。