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普通の銘柄を「普通ではないやり方」で波乗りして・・・

先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +56.81 @37,305.16, NASDAQ +52.36 @14,813.92, S&P500 -0.36 @4,719.19)。ドル円為替レートは142円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が437に対して、下落銘柄数は1,179となった。騰落レシオは92.27%。東証プライムの売買代金は3兆6258億円。

TOPIX -15 @2,317
日経平均 -212円 @32,759円

米国では、来年中には利下げが始まるとの見通し(マーケットは3月開始を期待しているが、FRB高官はそれを牽制しており7月以降になるか)及びその見通しを反映した米10年債利回りの低下基調、米経済のソフトランディング期待などにより米国株式相場は堅調だった。ダウ工業株30種平均とナスダックは7日続伸となった。

本日の東京市場では、12月19日まで開催される日銀の金融政策決定会合の結果公表(現行の金融政策を据え置くとの見方が多いが、引き締め方向への変更とその結果で起る円高・ドル安進行を警戒)を控えて、買いが引っ込んで日経平均の下げ幅は一時400円を超える場面があった。ただ、立会時間中の米株価指数先物が堅調だったことから後場には下げ渋った。

海運大手3社の株が昨日から急伸している。紅海(スエズ運河に繋がるため重要な航路)に通じるイエメン沖で親イラン武装組織フーシが通行する船舶への攻撃を活発化させており、欧州の海運大手は周辺海域での運航を見合わせており、それが海運運賃の上昇を招くとの見通しからである。

海運株は本日、一旦利食い手仕舞いしました。続伸するなら買い直すし、反落するなら空売りします。但し、深追いはせず、着実に利食い手仕舞いを重ねていきます。「生涯現役の株式トレード技術」は決して「テンバガー」を探し求めることはしません。大きく上がりそうな銘柄を探し求めるのではなく、そこらへんに転がっているありふれた普通の銘柄を「普通ではないやり方」で波乗りして着実に稼ぎ続けることを良しとします。その目的は、短期間で大儲けして贅沢な暮らしをすることではなく(そんなことが人生の目的ならただ虚しいだけ)、お金の不安から生涯解放されて「快適に」暮らし続け、自分が「今生でなすべき意味あること」に時間を最大限割いて幸せな人生を全うすることです。

日経平均の日足チャートを見ると、反落して再び下向きの10日移動平均線の下に沈み込んだ。日本企業の業績見通しは悪くないので、業績見通しから判断する押しは浅いと見る。12月8日安値@32,205円が当面の下値支持線として意識される。ただ、株価は国際政治・経済などの変化の影響も受けるので要注意ではある。

33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、石油・石炭(2位)、不動産(3位)、電気・ガス(4位)、ゴム製品(5位)となった。

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