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米長期金利の上昇により・・・

昨日の米国株式相場は小幅反発した(DJIA +43.04 @34,006.88, NASDAQ +59.51 @13,271.32, S&P500 +17.38 @4,377.44)。ドル円為替レートは148円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は反落した。東証プライムでは、上昇銘柄数が495に対して、下落銘柄数が1,280となった。騰落レシオは132.46%。東証プライムの売買代金は3兆2590億円。

TOPIX -14 @2,372
日経平均 -364円 @32,315円

米国では、利上げの長期化が懸念される中、米国の債務上限問題を巡って週末に議会での進展がなく、格付け会社のムーディーズが政府機関の閉鎖は格下げになると警告した。これらのことを背景に米10年債利回りが上昇して4.542%と2007年の4.57%以来の高水準となった。普通なら株価は下げるはずだが、9月に入ってからは主要3株価指数が大幅安となってきたことで値ごろ感から買戻しが入った。

本日の東京市場では、米長期金利の上昇を嫌気して高PERの成長株、特に半導体関連銘柄が売られて日経平均は大きく下げた。月末にかけて国内年金などからリバランス目的の売りが出易いとの指摘もある。他方、国内外長期金利の上昇は銀行や保険会社の収益を改善するとの見方から銀行株や保険株の一角が買われて上昇した。海運株も買われた。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日回復したばかりの25日移動平均線を再び下抜けた。9月22日の安値@32,154円を下抜けしない限り戻り相場は続いていると見るが、もし下抜けたら調整相場がまだ完了していないことを示す。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、医薬品(1位)、機械(2位)、電気機器(3位)、輸送用機器(4位)、金属製品(5位)となった。

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