edge investorさんのブログ
ブログ
ツガミ~世界に挑む町工場
6101 ツガミ [ 機械 ]
【概要】
- 小型自動旋盤で首位、昭和13年に新潟で創業した老舗。
- M&Aを繰り返して成長。
- 中国・インドなど新興国を中心に展開し、海外比率が9割。
- 利益率が高く、自己資本も積み上げて、配当余力十分。
【基本データ】2024.05
- PER 7.3→11.3→13.7
- PBR 1.1→1.2
- 配当 4.0→3.3:14年減配なし・配当性向30%。機動的な自己株買。
- ROE 15.9→10
- 営利率 17
- 自己資本 48.5→47.2
- 来期予測:増収増益:中国が回復して反転。
- 四季報:下振れ→上向く:苦戦の中国市場が底入れ。
- 経営者 ? 社長は生え抜き、他役員は金融機関など外部人材。
- 大株主:海外・投信37%だが、7月以降持分減少。変更届。
- 空売り:57500→90600→125300。8.1→5.2→2.8倍。売り買い共に増えて資金流入傾向。機関は空売を微増して様子見。
- チャート:昇竜拳。平均線が並んで好調。
- 判断:変動:1100−2000。買:‐1200、売:上2000‐、理論4550
【ニーズ】
- 機械を構成する精密工作機械の製造が社業。創業時はミシン、近年は自動車やスマホのパーツ向け旋盤へと変遷。
- 海外進出意欲が旺盛で、かつては米国、近年はアジアに注力。M&Aも積極的で、時代に適応している。
【トピック】2024.05
- 24/03決算は前年比マイナスだったものの会社予想を上回った。24/3の受注は100億を超えていて、25/03期は強気の増収増益を予測。
- 配当は維持し、前年と同規模5%の自社株買いを実施予定で、総還元額は配当の1.5倍はある。
- 海外展開は中国が主体、近年は韓国・インドにも拡大中。
- 収益の7割以上を中国が占めるので、同国の影響は良くも悪くも大きい。中国経済は回復機運にある。
- ニデックによる工作機械再編の動き。
【投資判断】2024.05
- 老舗企業で、高い利益率を維持。
- 市況は調整から回復に変化しつつあることが株価に織り込まれ、割安感は減少している。
- 配当性向は概ね3割で、10年以上減配なし。
- 自社株を鋭意取得中で、ステルス還元であり下限サポートとして機能。
- 上昇トレンドへの転換が伺えたので新規購入。順調に上昇を続けている。1600円を超えたら一部売却検討も、長期投資を想定。
【参考】
- 工作機械統計(日工会)
-
関連銘柄:
ツガミ(6101) -
タグ:
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。