糖質制限が成功しない、太っている人に不足するもの

[元祖SHINSHINさん]

糖質制限書籍を読みあさってきたけれど、見落としがあった。

★薬に頼らずに血糖値を下げる方法

　水野雅登著　アチーブメント出版　2023.3.31.第1刷

この書籍は、実は2018年くらいから書かれていたらしく、

それを改めて出版したというもの。

自身も糖質制限をして痩せながら、

江部医師を凌ぐ勢いで治療にあたってきたらしく、

オモロイ知見の宝庫となっている。

例えば、糖質制限をやってみても糖質中毒を抑えられない人は、

100％、鉄分の不足が見られるという。

(血糖値が高い痩せている人も同様だと)

鉄分を補給してから糖質制限を再開すると、うまくいくと。

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また、たとえ一型糖尿病と診断されていたとしても、

インスリンがわずかでも分泌されている人の場合、

注射インスリンを中止することが可能なのだそうだ。

二型糖尿病の場合には、この水野医師にかかると、

どんどん薬剤を止めていくことができるという、

臨床例の紹介が多数なされており、

数年前に想像したとおり、

積極的に糖質制限を取り入れて薬剤を減らす、もしくはなくす医師と、

そうでない医師との二分化が激しくなってきている。

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糖質制限をしても、血糖値が上がってしまう場合には、

肝臓で筋肉を分解して糖新生がはじまっているから。

これを防ぐには、タンパク質をしっかりと摂る、

バターなどの動物性脂質をしっかり摂る、

太っている人の場合には、MCTオイルなどの脂質をしっかり摂る、

などなど、

他にも、妊娠糖尿病に関する知見も随所にちりばめられている、

ガンの場合の糖質制限などなど、

患者の状態別に、細やかな指導に当たっている様は、

勉強になるので、何回も読み返したい書籍。

糖尿病患者の場合には、糖質制限で有効な場合が多いが、

残念ながら、それに当てはまらない例というのもあるので、

やはり糖質制限に詳しい内分泌科の医師は大切だ。

オイラの職場でも、糖尿病だけど糖質制限して・・・という人が増えてきており、近隣でそうした治療をしているクリニックをすでに把握しているので、適切な頃合いを見て紹介していくつもり。

・・・ガンガン、紹介していくつもり。