[欧米市場の為替相場動向]
米6月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、5月+0.1%から
伸び拡大も予想下回った。
前年比では+3.0%と、伸びは5月+4.0%から予想以上に鈍化し21
年3月以来で最小となった。
また、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視して
いる燃料や食料品を除いたコア指数は 前月比+0.2%と、5月+0.4
%から伸びが予想以上に鈍化し、21年8月来で最小。また、前年比
では+4.8%と、5月+5.3%から予想以上に鈍化し 21年10月来で
最小の伸びとなった。
米CPIの伸びが予想以上に鈍化したため米国債相場は急伸。FRBの
追加利上げ観測も緩和し、2年債利回りは10bps以上低下し4.73%
前後で推移した。
ドル売りも加速し、ドル・円は 139円60銭から 138円78銭まで
下落した。
ユーロ・ドルは 1.1020ドルから 1.1072ドルまで急伸し 5/4来の
高値を更新した。