外国ETFであるKODEX200上場指数投資信託(1313)およびサムスンKODEXサムスングループ株証券上場指数投資信託(1584)が2月28日の取引を最後に上場廃止となりました。
これらETFは、東証に直接上場していました。東証を上場廃止となっても償還金は支払われません。
継続して保有を希望する投資家は、受益証券を韓国の保管機関に移管する必要があります。
しかしながら、移管手続きがスムーズにできるのかなかなか難しい面があり、適時開示においても上場廃止前に売却することに触れています。
上場廃止に関する適時開示が2022/12/21に行われ、この日からFlow Traders Hong Kong Ltd.が、iNAVのマイナス1.8%の価格で2000口を上限に気配値を掲示することになっていました。
このような背景を踏まえて、12/21からの乖離率をご観賞ください。
12/21開示の翌日から乖離率は急落しました。週明けから出来高を伴ってさらに下落しました。年明け2営業日目から乖離率は回復しました。
両銘柄とも、乖離率は同じような動きでした。
1月以降の買い気配値は、Flow Traders Hong Kong Ltd.がマイナス1.8%ラインをサポートしている様子が見受けられます。しかし、出来高が少ない日であっても、マイナス1.8%ラインを大きく割りこむ事象が散見されました。