2月24日に発表されたPCE(個人消費支出)デフレーターが悪化したことで
本格的な弱気相場入りが懸念されます。
(12月前同比=+5.3%➡1月事前予想=+5.0%➡1月結果=+5.4%)
先に発表されていたCPI(消費者物価指数)が改善していなかったこと。
21日に発表されたホーム・デポ及びウォルマートの決算で
2024年度の業績見込みが市場予想を下回り
消費の落ち込みが懸念されていただけに
同指数の悪化は、市場が利上げの長期化を織り込む引き金になったと思われます。
さらにバイデン大統領のウクライナ電撃訪問による支援継続表明も
債務上限問題の解決を困難にさせるとして 市場は警戒を強めています。
この様な背景から米国市場が弱気相場に突入すれば
NY市場の各指数は4月までに年高値から10%以上下落する恐れがあります。
因みに直近高値から10%下落した数値は以下の通りです。
NYダウ=30900$
S&P500指数=3776pt
ナスダック指数=11043pt
一方東京市場は日米金利差拡大による円安効果がプラス材料にはなりますが
NY市場が弱気相場入りすれば世界的な株価下落は避けられず
東京市場だけが独歩高を演じることは有り得ないと思います。
(踏ん張って欲しいのは山々ですが)
個人的には、昨年末から長期投資を開始しているため
万一大きな調整が起こっても 極力ヘッジで乗り切ろうと考えていますが
短期投資は確実に(コマメに)損益確定すれば問題ありませんし
長期投資は何時でもポジションを落とせる様 或いはヘッジを厚く出来る様
予め心の準備をして置くことが賢明ではないかと感じています。
*あくまでも私見ですので何卒ご了承下さい<(_ _)>